帰化申請、履歴書(その2)の書き方と完成後のサンプル

帰化申請、履歴書(その2)の書き方と完成後のサンプル

帰化の提出書類、履歴書(その2)の書き方と記入後の見本を行政書士がご紹介します。履歴書その2は帰化申請者の出国歴と資格、運転免許、交通違反の件数などを記入する書類です。ここに記入する書類は審査に大きな影響を及ぼす内容です。
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帰化申請の履歴書その2とは

帰化申請の履歴書その2の書き方と記載例

 

この記事は帰化申請の履歴書その2の書き方と記入後のサンプルについて。

 

関連記事:帰化申請書のダウンロード

 

関連記事:帰化申請の必要書類一覧

 

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こちらの書類もフォーマットが新しくなっています。
旧バージョンの書類と比較すると、使用言語という項目が増えました。
あと免許の欄に、日本語能力試験の級を書く必要が。

 

帰化の要件に日本語要件が入っている関係でしょうね。
(ここに日本語が入らないと厳しくなる?)
定期的に帰化申請書はバージョンアップしていきますね。

 

履歴書その2は、帰化申請者の出入国歴や賞罰、免許など
帰化申請の居住要件は引き続き5年以上の日本滞在が求められます。

 

 

関連記事:帰化申請の居住要件

 

 

法務局の審査で重要な項目が盛り沢山です。

 

 

 

帰化申請に似た手続きで永住ビザ申請があります。
こちらでも履歴書を提出することがあります。

 

永住ビザの方は、来日後の職歴と学歴、資格・免許を書きます。
(入管は就労ビザ申請などで申請者の情報を持っているため)

 

帰化申請の履歴書と比較して見るのも良いかと思います。
ご興味のある方は、こちらもご覧ください。

 

関連記事:永住許可申請の履歴書について

 

参考:帰化申請の交通違反の関係の動画

 

帰化の履歴書その2の白紙見本

帰化の履歴書その2の白紙見本

 

履歴書その2の見本画像です。
使用言語の欄が増えた為、資格や賞罰の欄が小さくなっています。
特に資格欄は、運転免許と日本語能力試験の項目で全部埋まっています。

 

帰化の履歴書その2の完成サンプル

帰化、履歴書その2の記載例

 

弊所の行政書士が実際に記入した履歴書その2です。
履歴書その1と比較すると、記入項目が少ないですね。

 

関連記事:帰化申請の履歴書その1の書き方

 

出国歴の書き方

履歴書その2渡航歴の書き方

 

まずは帰化申請の出国歴の書き方をご紹介します。

 

ここに記載する内容は以下の通り

  • 出国した年月日
  • 帰国した年月日
  • 出国日数
  • 渡航先(行った国)
  • 出国の目的
  • 同行者の有無

 

何年前まで記入必要か?

一番左端の部分です。
ここには履歴書その2に記載する年数を記入します。
最近( )年間にカッコ内に記入する数字は、帰化の要件年数分です。

 

概ねの数字は以下の通りです。

  • 一般の外国人:5年
  • 日本人の配偶者:3年
  • 特別永住者:3年
  • 日本国民の養子:1年
  • 日本に居住する者:10年

 

ここで3年と記入した場合、直近3年分の海外渡航歴を記載します。

 

行政書士パソコン
 

要件の違いで10年から1年と開きがあります。
10年間の出入国記録は大変ですね。

 

期間の記入方法

履歴書その2の出国歴の数字

 

次は実際の渡航年月日です。
①から⑩まであり、10件分の海外渡航が記入できます。
10件以上ある場合は、同じ書類を複数枚使って記入します。

 

順番は古いものから書いていきます。
5年分なら5年前の出国歴が一番最初に来ます。

 

実際の日数は、パスポートの旅券欄のスタンプを参考に記載します。

 

査証欄のスタンプが薄い、何が書いてあるか分からない場合。
出入国在留管理庁から申請者の「出入国歴」を取り寄せて記入します。

 

入手方法は個人情報開示請求にて行います。
(申請から入手まで1か月以上かかる)

 

出国日数の数え方

履歴書その2の出国日数の数え方

 

次は出国から帰国までの日数です。
ここは出国日数を書くだけです。

 

日数のカウント方法で、齟齬が出やすいので数え方をご紹介します。
上記の画像にあるように、カレンダーを指さし確認しながら数えるのが確実です。

 

日数を引き算で計算すると、1日少なくなってしまいます。
出国初日がカウント除外されてしまうので。

 

渡航先の書き方

実際に行った国の名前を記載します。
例:中国、韓国、ベトナム、台湾など。

 

1回で複数の国に要った時は、1つの欄内に行った国の名前を順番に記載します。
例:中国、ベトナム

 

目的と同行者

海外渡航の目的を書きます。
例:新婚旅行、観光旅行、親族訪問、出張。

 

渡航に同行した人を書きます。
例:妻の金夏銀、友人の○○○○、会社の上司など。

 

技能・資格

履歴書その2の技能資格

 

次は帰化申請者の技能と資格を記入します。
(様式変更で、運転免許と日本語能力試験しか書けなくなっている)

 

まずは第1種自動車運転免許の取得日と免許証番号を記載します。
(運転免許証を見ながら書きます。)

 

日本語能力試験の合格日と級を記載します。
例:N1級、N2級など。

 

使用言語

履歴書その2の使用言語

 

帰化申請者の使用言語を記載します。
例:日本語、中国語、韓国語、ベトナム語など

 

女性行政書士パソコン
 

帰化の審査で、日本語能力の重要度が上がったから
申請書にN1級などのライセンスと使用言語を書かせると思います。

 

賞罰欄

履歴書その2の賞罰欄

 

履歴書その2のラストです。
最後は賞罰欄です。
ここには違反歴と表彰歴(警察からの感謝状など)。
主に素行要件に該当する部分になります。

 

関連記事:帰化の素行要件について

 

交通違反は、免許試験場から取り寄せる運転記録証明書の内容を写します。
例;令和4年9月25日 速度違反 反則金8,000円など。

 

関連記事:帰化申請と交通違反について

 

刑罰がある場合、裁判所の判決文に書かれた日付と内容を記載します。
あと交通違反については、5年前の記録も記載が必要です。

 

関連記事:帰化申請で嘘をつくリスク

 

一番下の確認欄は、法務局の担当官が使いますので、私たちは何も書かなくて大丈夫です。

 

行政書士のお辞儀
 

帰化申請、履歴書その2の書き方と見本でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

 

行政書士やまだ事務所 所長

 

行政書士 山田 和宏

 

日本行政書士会連合会 13262553号

大阪府行政書士会 6665号

申請取次行政書士(大阪出入国在留管理局長承認)

大阪府行政書士会 国際研究会会員

大阪府行政書士会 法人研究会会員

 

【適格請求書発行事業者】

インボイス登録済

番号:T1810496599865

 

【専門分野】

外国籍の方の帰化申請(日本国籍取得)や在留資格の取得・維持管理。

年間相談件数は、500件を超える。

 

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