帰化申請を自分でする方法を漫画で解説

帰化申請を自分でする方法を漫画で解説

自分で帰化申請をする場合の手順や注意点をマンガと図解を使って解説します。まずは法務局に予約→事前相談→書類作成と収集→本申請→面接→結果通知を待ちます。以上が流れになります。
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帰化申請を自分でする場合

帰化申請を自分でする場合

 

この記事は帰化申請を自分でする際の流れや注意点をご紹介します。

 

 

日本国籍の手続きは、専門家の手を借りなくても実行可能です。
実際に前職の知人は自分でやっていました。
当時は行政書士では無かったのでアドバイスも何もできませんでしたが、傍から見てるだけでも大変そうでした…
数か月後に手続きを何とかクリアしたみたいです。

 

この方は勤務先の社長が帰化申請の経験者で、アドバイスを貰いながらの手続きでした。
ある意味でラッキーな人だったのかなと思います。

 

マンガ、帰化申請を自分でする

マンガ、帰化申請を自分でする

 

帰化申請を自分でする様子をマンガにまとめました。
6コマに会話を挟んでいるので、多くの情報は入っていませんが…
最低限の情報は詰め込みました。

 

帰化申請は外国籍の方の手続きではありますが、役所は入管ではなく法務局になります。
ちなみに法務局はローカルルールの差が大きい役所です。
大阪法務局の場合は、行政書士が事前相談に行くことが出来たりします。
(他の法務局は本人のみ)

 

また千代田区九段にある東京法務局は、書類一式を持参すれば事前相談をすっ飛ばして本申請に進むことができるなど。

 

逆に地方にある法務局は、帰化の件数が極端に少ない場所もあります。
こういう場所は厳格な対応になる場合が多いです。

 

自分で帰化申請をする場合のスケジュール

自分で帰化申請をする場合のスケジュール

 

ここからは実際に自分で帰化手続きするときのスケジュールをご紹介します。
帰化申請を分解すると以下の7ステップになります。

 

  1. 管轄の法務局に事前相談の予約
  2. 予約日に法務局で帰化の相談
  3. 法務局から貰ったリストを参考に書類集めと申請書作成
  4. 法務局に本申請の予約
  5. 指定日に家族全員で法務局に書類提出
  6. 面接
  7. 結果通知

 

ここから一つ一つ解説して参ります。

 

管轄の法務局を探す

最初に行うのは、貴方の住所を管轄する法務局を探すことです。
法務局は市役所や区役所の様に、住所ごとに役所が変わります。
管轄が異なる法務局で予約はできない形です。

 

例えば大阪市なら大阪法務局、吹田市、茨木市など北摂は北大阪支局、東大阪なら東大阪支局という具合に。

 

管轄の調べ方は、大阪法務局などに電話で質問すれば教えてもらえます。
ネットでも管轄が出ていますが、少し分かりにくいので直接聞いた方が早いです。

 

管轄の法務局に事前相談の予約電話

貴方の帰化を担当する法務局や部署が分かったら、次はそこに電話します。
少し前までは大阪法務局や東大阪支局は、予約電話なしで対応してくれていましたが…
今は事前予約が必須になってしまいました。

 

電話を入れてから概ね1か月から2か月後に予約が取れます。
(法務局は忙しいため、予約に時間がかかります)

 

法務局に事前相談に行く

指定された日時に法務局に行きます。
国籍課の窓口で来訪の旨を伝えると奥の個室に通されます。

 

国籍課の担当者が色々と質問してきますので、順番に答えていきます。
貴方の在留資格や日本での滞在年数、出国の日数…
仕事や年収、財産、家族のことなど色々聞かれます。

 

プライベートな事を根掘り葉掘り聞いてきますが、気を悪くしないで下さい。
彼らも仕事で聞いているだけですので。
ヒアリングの結果、帰化許可の可能性をチェックされます。
(事前相談は帰化申請の事前審査の意味合いが強い)

 

関連記事:帰化申請の条件について

 

要件を満たしていないと判断された場合、数年待ちましょうという感じになります。
特に直近で転職や起業、出産などがあった場合は、様子見で1年待ちましょうと言われる事が多い。

 

許可が出る見込みがあると判断された場合、帰化申請書や必要書類リストを貰えます。

 

関連記事:帰化申請の必要書類一覧

 

事前相談での注意点は、相談した内容が記録に残されることです。
ここで不味いことを話してしまうと、後々の審査にも影響しますのでご注意ください。
(行政書士に依頼している場合、予め注意点を教えてもらえる)

 

必要書類の収集と帰化申請書の作成

事前相談をクリアしたら、帰化許可の手引きと一覧表を見ながら書類準備に入ります。
帰化申請で必要なコストは別記事で解説しています。

 

関連記事:帰化申請の費用について

 

一番最初に集めると良いのが、母国の出生証明書や家族関係証明書などです。
韓国の場合は、韓国大使館や領事館で入手可能です。
それ以外の国は、本国の役所で取得することになります。
外国語の資料は日本語に翻訳が必要です。
自分で翻訳できないときは、翻訳会社に依頼することになります。

 

同時並行で申請書を作成してゆきます。
外国書類が揃った後に日本の役所で書類を集めていきます。
(有効期限が短いのでタイミングが重要)

 

書類収集で意外と手間が掛かるのは、住民票だったりします。
直近だけでなく法定期間内(2012年~)の書類を集める必要があります。
正確な住所を覚えていれば良いのですが…

 

関連記事:帰化申請の住民票について

 

書き方は弊所サイトでも詳しくご紹介しております。
また書き損じた時の為に、無料でダウンロード可能です。

 

関連記事:帰化申請書類の書き方

 

関連記事:帰化申請書類の無料ダウンロード

 

書類準備で分からない部分は、法務局に電話もしくは予約を取って個室で相談が可能です。
(何度も電話などで質問することになると思います)

 

帰化の本申請

書類が完成したら、申請書一式を提出します。
いきなり国籍課の窓口に持っていけないんです。
ここでも提出の予約が必要になります。

 

関連記事:帰化申請の受付について

 

申請日に持っていく書類は別コンテンツで詳しく解説しています。
ご関心がある方は、こちらの記事もご覧ください。

 

関連記事:帰化申請日に持っていくものと着る服について

 

国籍課に電話して本申請の予約を入れます。
予約日に申請者全員で法務局へ訪問。
(16歳以下の子供は免除されます)

 

例えば5人家族なら5人全員揃って窓口へ。
まずは申請書のチェックが始まります。
書類の形式が整い、添付書類も全部揃っていれば次の行程へ。

 

帰化申請書の右上に日付を記入します。
次に宣誓書に名前と日付を記入します。

 

関連記事:帰化の宣誓書の書き方

 

この段階で本申請が終わり、法務省の審査が始まります。

 

逆に書類が揃っていなければ…
また書類準備に逆戻りで、完成したら予約を入れて本申請。
合格するまでこの手順を繰り返します。

 

帰化の面接

本申請から2か月~3か月後あたりに法務局から電話が掛ってきます。
要件は面接の日程調整です。
指定された日に法務局で面接を受けます。

 

内容は申請書の内容確認や日本国籍を取得する理由などです。
あとは申請者の日本語能力のチェックも兼ねています。

 

関連記事:帰化申請の面接について

 

面接が終われば、結果が出るまで待ち続けます。
(受理から結果まで1年前後かかります)

 

日本語テスト

全員ではないですが、面接などで日本語能力に疑義ありと思われた場合…
日本語の理解度テストが行われます。
レベルは小学校3年生、もしくはN3レベルのペーパーテストです。

 

関連記事:帰化申請の日本語テストについて

 

結果発表

面接が終わって8か月から9か月後に法務局から電話が掛ってきます。
電話の内容は帰化の結果についてです。
許可が出た場合は、法務局で帰化許可証などの書類を貰いに行きます。

 

実際の許可日は、官報に名前が掲載された日です。
電話で許可日を確認して、ネットや図書館で官報をチェックします。

 

関連記事:官報で帰化申請の結果を確認する方法

 

法務局で許可通知などを貰った後は、戸籍を作ったりと色々な作業があります。
カードの名義や在留カード・特別永住者証明書の返却などを行います。
これらが全て完了後、帰化申請手続きが終了です。

 

以上が自分で帰化申請をする方法でした。
ここまでお読みいただきありがとうございます。

この記事を書いた人

 

行政書士やまだ事務所 所長

 

行政書士 山田 和宏

 

日本行政書士会連合会 13262553号

大阪府行政書士会 6665号

申請取次行政書士(大阪出入国在留管理局長承認)

大阪府行政書士会 国際研究会会員

大阪府行政書士会 法人研究会会員

 

【適格請求書発行事業者】

インボイス登録済

番号:T1810496599865

 

【専門分野】

外国籍の方の帰化申請(日本国籍取得)や在留資格の取得・維持管理。

年間相談件数は、500件を超える。

 

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