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この記事は帰化申請書を手書きで書くか、WordやExcelで作成するかについて。
上のマンガでも言いたいことは詰め込みました。
ここからは中身を掘り下げていきたいと思います。
帰化申請書は基本的には手書きで作成します。
理由は法務局がPDFやエクセルデータを公表していないからです。
(入管の在留資格はPDFとExcelでダウンロードできます。)
どういう事かと言うと帰化申請書一式は、法務局の事前相談時に交付されます。
要件を満たしている可能性が高い場合のみ紙の申請書が出てきます。
申請書の手書きにもルールがあります。
帰化申請書の手書きルールは以下の通りです。
使用できる筆記用具は黒のインクのみ。
黒ボールペンか万年筆になります。
他の色のボールペンや鉛筆、シャーペンなどはダメです。
(本申請の時に突っ返されます)
次に消せるインク(フリクションインキ)も使用不可です。
摩擦熱で消せるタイプは、申請書の改ざんが出来てしまう為です。
(公的書類は消せるボールペンは全般的に禁止です。)
次に修正液や修正テープも使えません。
これも書類の改ざん防止のためです。
フリクションボールペンと同じ理由で公的書類では禁止されています。
文字の訂正をする場合、間違えた場所に二重線を引きます。
線の上に訂正印を押して、近くに修正する文言を書きます。
間違えても訂正印を使わないことが多いです。
新しい紙を出してきて一から書き直します。
帰化申請には申請者の作文が提出書類に入っています。
帰化の動機書と言う書類で、日本国籍取得の動機や今までの経歴を簡単にまとめたものです。
詳しい内容については、別記事で解説しております。
作文を自分で書かせる理由は、申請者の日本語能力を確認する為です。
文法や漢字などの語彙や日本語を書きなれているかをチェックします。
(帰化の動機も非常に重要ですが)
全く日本語が出来ないと、動機書を書くのは難しいです。
行政書士に依頼した場合は、専門家がヒアリングして文書を作成します。
(本人は下書きを写すだけで済みます)
ここからは帰化の書類をPCで作成する場合。
帰化の動機書以外はパソコンで作成することも認められています。
PCで作成するメリット
パソコンで作成するメリットは、修正が簡単にできること。
申請書が活字で作成されるので、見た目が非常にキレイであること。
特に文字が下手な人の場合、判読できる書類が作れるのが利点ですね。
(書道7級の私みたいな人間です…)
PCで作成するデメリット
デメリットは誤字や脱字などタイプミスが発生すること。
ディスプレイでチェックにも限界があることです。
帰化申請書は体裁が厳格です。
ちょっとしたタイプミスでも、やり直しを命じられる事があります。
(もしくは赤ペンだらけになるかです。)
帰化申請書の電子データが必要
パソコンで作成するためには、帰化申請書のデータが必要になります。
データファイルは、PDFかワード、エクセルの3種類になると思います。
それぞれ良い所と悪い部分があります。
まずはPDFファイルの帰化申請書です。
メリットは入手しやすさです。
弊所のサイトでもPDFデータの申請書をご提供しております。
22年と23年に変更された書式も揃っております。
必要な方はダウンロードしてご使用ください。
もう一つのメリットは、書式が崩れないことです。
書類が崩れすぎると、受理されない可能性あり。
PDFのデメリットは、編集が大変な部分です。
直接書き込みしたい場合、AdobeのアクロバットやいきなりPDFなど専用のソフトが必要です。
帰化申請書を作成する為だけに専用ソフトの購入は勿体ないです。
次はワードでの帰化書類作成です。
こちらは編集が容易であることです。
マイクロソフトのワードが無くても加工可能です。
デメリットはフォーマットが簡単に崩れることです。
また行や列を増やしたりすることも可能です。
崩壊した書式や行や列を加工した書類は法務局は嫌がります。
欠点は本人申請の場合、入手が難しいことです。
ネットを探し回った方も少なくないと思いますが…
見つからなかったのでは無いでしょうか。
(有っても昔の書類で使えないものだったり)
帰化申請書をワードで作成するのは帰化専門の行政書士です。
弊所もWordファイルを持っているので、ワードで申請書を作成します。
申し訳ないですが、Wordファイルはご提供いたしておりません。
(どこの行政書士事務所も同じだと思います。)
自分でワードを作る方法もありますが…
作る手間を考えると、手書きやPDFで書いた方が速いと思います。
ラストはExcelデータでの申請書作成です。
事務系の会社員の方は、ワードよりエクセルでの作成の方が得意だと思います。
メリットは編集が簡単であることです。
デメリットは書式が崩れやすいこと。
作成者の癖が強いと手書きより手間が掛かること。
あとは印刷がズレる事が多いなどがあります。
帰化申請書のエクセルは、自己申請の方でも入手可能です。
インターネットで検索すると、帰化申請書のExcelファイルの販売サイトがあります。
だいたい3000円前後だったと思います。
弊所は購入したことも使ったことも無いので、使い勝手は分かりません。
また申請書が最新の物であるかも存じ上げないです。
誰か購入された方が居られましたら教えて貰えたら嬉しいです。
使い勝手やどんな書類になっているのか。
最後に弊所が申請書を作成する場合のやり方です。
最終的にはワードファイルやPDFで編集した申請書を納品いたします。
PCで作成した方が読みやすくキレイであること。
曲がりなりにもプロが手書きの書類だと見栄えが悪い。
(重要なのは結果ですが、体裁も重要です)
PCだけで作成すると、誤字や脱字に気づきにくいです。
なので弊所は、シャープペンで申請書を作成します。
手書きの書類を参考にWordファイルで清書します。
記入が終わったら、印刷して蛍光ペンで一文字づつチェックします。
ディスプレイ越しだとタイピングミスに気づきにくいからです。
これで問題が無ければ、プリントアウトして完成になります。
手間は掛かりますが…
他人様の人生が掛った書類になるので慎重に作成します。
帰化申請書の作成は手書きが良いかPC作成が良いかですが。
本人申請の場合は、手書きやPDFで編集になります。
以上が帰化申請書の書き方でした。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
行政書士やまだ事務所 所長
行政書士 山田 和宏
日本行政書士会連合会 13262553号
大阪府行政書士会 6665号
申請取次行政書士(大阪出入国在留管理局長承認)
大阪府行政書士会 国際研究会会員
大阪府行政書士会 法人研究会会員
【適格請求書発行事業者】
インボイス登録済
番号:T1810496599865
【専門分野】
外国籍の方の帰化申請(日本国籍取得)や在留資格の取得・維持管理。
年間相談件数は、500件を超える。
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