帰化申請の履歴書(その1)の書き方と記入後のサンプル

帰化申請の履歴書(その1)の書き方と記入後のサンプル

履歴書その1は、日本国籍取得で大阪法務局に提出する定型書類の一種です。この書類は帰化申請者の出生から現在までの居住歴、身分事項、学歴、職歴を時系列に並べたものです。一般的な履歴書とは体裁が大きく異なります。
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帰化申請の履歴書その1とは

帰化申請書の履歴書その1とは

 

この記事は履歴書その1の書き方と完成後の見本をご紹介します。

 

関連記事:帰化申請書のダウンロード

 

関連記事:帰化申請の必要書類一覧

 

 

日本国籍取得するには、申請者は二種類の履歴書を提出する必要があります。

 

この記事で紹介するのは、1番目の履歴書です。
ここには申請者の以下の情報を記載します。

 

  • 出生から現在までの住所
  • 学歴と職歴
  • 出生や結婚など身分事項

 

これらの情報を時系列にした物が履歴書その1です。
様々な情報をA4一枚にまとめています。

 

帰化申請書の履歴書その2は、出入国歴や免許、違反歴などを記載します。

 

 

関連記事:帰化の履歴書その2の書き方

 

 

引っ越し回数や転職回数が多い人、若い人より年配の方は記入が大変な傾向にあります。
(記入する内容が増えると、調査する項目が増えるため)

 

行政書士指さし棒
 

一般的な就職用の履歴書とは体裁が異なります。
結構書きにくい印象がある書類ですね。

 

ちなみに帰化申請の類似手続きの永住ビザ申請でも履歴書を提出することがあります。
記載内容が帰化と異なる部分があります。
良かったら永住許可申請の履歴書もご覧ください。

 

関連記事:永住ビザ申請で提出する履歴書

 

帰化申請の履歴書その1見本

帰化申請の履歴書その1

 

何も書いていない白紙の履歴書です。
普通の履歴書と比べても枠が二つ多くなっています。

 

履歴書その1の記入後サンプル

帰化申請の履歴書その1の記入後サンプル

 

こちらが実際に記入した履歴書その1のサンプルです。
データとしては今年41歳(令和4年現在)の人をイメージして作成したものです。

 

ここに書かれた人物は、実在する如何なる人物や団体とも関係がありません。
(架空の人物です)

 

女性行政書士パソコン
 

時間軸が基準です。
出生から現在までの人生のイベントを時系列に並べています。

 

履歴書その1の書き方

帰化の履歴書その1の書き方の見本

 

書類の書き方を1枚絵でまとめたものです。
基本的な事項はここに書いた通りです。

 

年月日の書き方と並べ方

帰化の履歴書その1の並べ方

 

まずは履歴書の年月日と行の埋め方について。

 

  • 申請者の履歴は全て記入します。
  • 年月日を基準に出来事を記入。
  • 年月日の行に空白は作らない。

 

上記の画像を見て頂けると、行に空欄が無い事が見て取れます。
年月日の欄は空欄を作らない様に作成していきます。

 

年月日は西暦ではなく、必ず和暦を用います。
和暦の最初にあたる年の上か横に、元号の頭文字を記入します。
例:昭和→昭、平成→平、令和→令

 

年月日は正確な日付を書きます。
公的書類に日付があるものは、その通りに。
(居住歴は住民票や外国人登録原票で判明する)

 

公的書類も無く、正確な日付が分からない物は分かる範囲で。
(日にちが分からない場合は空欄に)

 

居住歴の書き方

帰化の履歴書その1、居住歴の書き方

 

次は居住歴に書き方について。

 

  • 出生から現在までの住所を全て記載
  • 国外・国内両方が必要
  • 転居までの日付
  • 日本の住所は公的書類を参考に正確な場所
  • マンション名と部屋番号も忘れない

 

ここは帰化申請者の生まれてから、現在までの住所を書きます。
(全部の住所を漏れなく)

 

一番上は出生地で、出生証明書などを参考に記載します。

 

引っ越した場合、次の引っ越しまでの日付を括弧書きする。
例:(平23.5)・・・平成23年5月。

 

住所表記は、〇〇ー○○ー○○などのハイフンを使わない。
必ず丁番は正式な、1丁目5番地29号と言う風に記入します。

 

学歴・職歴欄の書き方

履歴書その1の学歴・職歴欄の書き方

 

次は学歴・職歴欄です。

 

  • 学歴と職歴が1つの項目
  • 出生から現在まで
  • 学校入学は、「○○学校入学」
  • 卒業時は、「同校卒業」
  • 中退時は、「同校中退」
  • 職歴は会社名と担当職種
  • 会社の所属期間
  • アルバイトも記入する

 

職歴の記載例
株式会社大阪普請奉行入社 設計担当 (平成30年3月31日まで勤務)

 

現在働いている場合は
株式会社ダマヤカンパニー 技術営業担当 (現在まで)

 

現在の職場の入社日は、「在勤及び給与証明書」に書かれています。

 

あと履歴書に書く職歴は、正社員などフルタイムの仕事だけではありません。
パートやアルバイトなど短期の仕事もあれば記入します。
意外とこれが大変です。

 

関連記事:帰化申請とアルバイトの関係

 

身分関係の書き方

履歴書その1、身分関係の書き方

 

履歴書その1のラストになります。
最後は身分関係です。

 

ここに記載する内容は以下の様な事柄です。

  • 申請者の出生
  • 事実婚
  • 事実婚の解消
  • 結婚
  • 離婚
  • 子供の誕生
  • 父母の離婚
  • 親族の死亡

 

結婚した場合は、配偶者の名前と国籍を記入します。
日付は婚姻届が受理された日です。

 

子供が生まれた時は、子供の名前と続柄(長男・長女)。
あとは生まれた日を記載します。

 

事実婚や内縁関係もあれば記入します。

 

行政書士のお辞儀
 

以上が帰化申請の履歴書その1の書き方とサンプルでした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました

この記事を書いた人

 

行政書士やまだ事務所 所長

 

行政書士 山田 和宏

 

日本行政書士会連合会 13262553号

大阪府行政書士会 6665号

申請取次行政書士(大阪出入国在留管理局長承認)

大阪府行政書士会 国際研究会会員

大阪府行政書士会 法人研究会会員

 

【適格請求書発行事業者】

インボイス登録済

番号:T1810496599865

 

【専門分野】

外国籍の方の帰化申請(日本国籍取得)や在留資格の取得・維持管理。

年間相談件数は、500件を超える。

 

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