この記事は履歴書その1の書き方と完成後の見本をご紹介します。
日本国籍取得するには、申請者は二種類の履歴書を提出する必要があります。
この記事で紹介するのは、1番目の履歴書です。
ここには申請者の以下の情報を記載します。
これらの情報を時系列にした物が履歴書その1です。
様々な情報をA4一枚にまとめています。
帰化申請書の履歴書その2は、出入国歴や免許、違反歴などを記載します。
引っ越し回数や転職回数が多い人、若い人より年配の方は記入が大変な傾向にあります。
(記入する内容が増えると、調査する項目が増えるため)
一般的な就職用の履歴書とは体裁が異なります。
結構書きにくい印象がある書類ですね。
ちなみに帰化申請の類似手続きの永住ビザ申請でも履歴書を提出することがあります。
記載内容が帰化と異なる部分があります。
良かったら永住許可申請の履歴書もご覧ください。
何も書いていない白紙の履歴書です。
普通の履歴書と比べても枠が二つ多くなっています。
こちらが実際に記入した履歴書その1のサンプルです。
データとしては今年41歳(令和4年現在)の人をイメージして作成したものです。
ここに書かれた人物は、実在する如何なる人物や団体とも関係がありません。
(架空の人物です)
時間軸が基準です。
出生から現在までの人生のイベントを時系列に並べています。
書類の書き方を1枚絵でまとめたものです。
基本的な事項はここに書いた通りです。
まずは履歴書の年月日と行の埋め方について。
上記の画像を見て頂けると、行に空欄が無い事が見て取れます。
年月日の欄は空欄を作らない様に作成していきます。
年月日は西暦ではなく、必ず和暦を用います。
和暦の最初にあたる年の上か横に、元号の頭文字を記入します。
例:昭和→昭、平成→平、令和→令
年月日は正確な日付を書きます。
公的書類に日付があるものは、その通りに。
(居住歴は住民票や外国人登録原票で判明する)
公的書類も無く、正確な日付が分からない物は分かる範囲で。
(日にちが分からない場合は空欄に)
次は居住歴に書き方について。
ここは帰化申請者の生まれてから、現在までの住所を書きます。
(全部の住所を漏れなく)
一番上は出生地で、出生証明書などを参考に記載します。
引っ越した場合、次の引っ越しまでの日付を括弧書きする。
例:(平23.5)・・・平成23年5月。
住所表記は、〇〇ー○○ー○○などのハイフンを使わない。
必ず丁番は正式な、1丁目5番地29号と言う風に記入します。
次は学歴・職歴欄です。
職歴の記載例
株式会社大阪普請奉行入社 設計担当 (平成30年3月31日まで勤務)
現在働いている場合は
株式会社ダマヤカンパニー 技術営業担当 (現在まで)
現在の職場の入社日は、「在勤及び給与証明書」に書かれています。
履歴書その1のラストになります。
最後は身分関係です。
ここに記載する内容は以下の様な事柄です。
結婚した場合は、配偶者の名前と国籍を記入します。
日付は婚姻届が受理された日です。
子供が生まれた時は、子供の名前と続柄(長男・長女)。
あとは生まれた日を記載します。
事実婚や内縁関係もあれば記入します。
以上が帰化申請の履歴書その1の書き方とサンプルでした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました