帰化申請の生計の概要(その1)の書き方とサンプル

帰化申請の生計の概要(その1)の書き方とサンプル

帰化で生計要件をチェックするために作成する生計の概要(その1)の見本や書き方を帰化専門の行政書士が図解を多数使用して分かり易くご紹介します。この書類は一言で言うと一か月分の家計簿を1枚の書面に落とし込むものです。

帰化申請の生計の概要(その1)について

 

この記事は帰化申請の生計の要件(その1)の記載例と書き方をご紹介します。

 

 

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この書類は帰化申請の生計要件を確認するために作成するものです。
(その1)の記載内容は、1か月分の収入と支出をになります。
いわば1か月分の家計簿をA4一枚にまとめて記載するものです。
あとは世帯の負債(借金)もここに記載します。

 

 

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記載する内容は難しくありませんが、審査結果に響いてくる内容ですので、給与明細などの資料を参考に正確に書きます。
または会社に書いて貰う在勤及び給与証明書の数字を書くのがベストかなと思います。
(書類の整合性が高まる)

 

 

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ちなみに生計要件を説明する資料には、生計の概要(その2)もあります。
こちらは帰化申請者と同居家族が保有している財産を記入します。

 

 

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生計の概要(その1)の白紙見本

 

生計の概要(その1)の白紙見本です。
上段に収入を書き、中段に支出、下段に主な負債内容を書いていきます。

 

生計の概要(その1)の記載例

 

実際に弊所の行政書士が記入した書類です。
記載箇所は緑色のテキストになっています。

 

1枚の書類で一世帯の家計になります。
二世帯分の生計の概要が必要な時は、もう一枚別の用紙を使います。

 

女性行政書士パソコン
 

収入の合計と支出の合計は必ず一致します。

 

生計の概要(その1)の収入欄の書き方

生計の概要(その1)収入欄

 

この欄には一家の総収入を記載します。
一番上の日付は作成日を記入します。

 

氏名

帰化申請者の世帯で収入がある人の名前をフルネームで書きます。
申請者の夫・妻、子供、両親、親族など同じ家に住んでいる方が対象です。

 

ここに名前を出した方は、在勤及び給与証明書や給与明細、源泉徴収票などの確認資料の提出が必要です。

 

月収(円)

左側に名前を書いた人の月収を記載します。
単位は円です。

 

記載する金額は、手取り(税金や社会保険料を差し引いた額)。
在勤及び給与証明書や給与明細の振込額を記載します。

 

会社役員の場合は、役員報酬を書きます。
自営業者は月収という概念がありませんので、確定申告の所得額を12等分した金額です。
給料以外の不動産収入などがある場合も金額を記載します。

 

また世帯収入が仕送りの場合、仕送り額を月収欄に記載します。

 

また会社役員や経営者は、事業の概要と言う書類も作成します。

 

 

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種目

左に書いた月収の属性を書きます。

 

  • 給与(会社員・アルバイト)
  • 事業収入(会社経営者・個人事業主)
  • 年金(年金受給者)
  • 仕送り(仕送りで生活)

 

給与の後ろには、勤務先の会社名を記載します。
例:給与(株)大阪普請奉行

 

備考欄

この欄には、勤務開始日などを記載します。

 

  • 給与:勤務開始日(給与及び在勤証明書)
  • 事業収入:会社経営(登記事項証明書・商業登記簿)
  • 事業収入:自営業者(開業届・事業開始届)
  • 仕送り:仕送り人の名前と関係

 

収入の合計欄

月収額の合計金額を記入します。
かならず月収と支出は一致する形になります。

 

生計の概(その1)の支出欄

 

ここからは世帯の支出欄になります。

 

  • 食費
  • 居住費
  • 教育費
  • 返済金
  • 生命保険等掛け金
  • 預貯金
  • その他

 

支出項目は上記になります。

 

食費

1か月分の食費を計上します。
家で食べた食料品費と外食費が対象です。
家計簿の数字を参考に記載します。

 

居住費

賃貸住宅や駐車場などの家賃・管理費を記入します。
賃貸借契約書に書かれた数字を参考にします。
管理費や共益費もここに計上です。

 

住宅ローンで持ち家の場合は、「返済金」の欄になります。

 

寮などで給与天引きの場合、金額欄は空白。
備考欄に「社宅家賃○○円給与から天引き」と記入します。

 

教育費

 

1か月で使用した教育費を計上します。
子供の塾代、参考書代、英会話スクールの授業料(大人も含む)

 

返済金

住宅ローンや自動車ローン、クレジットカードなどの返済金を記入。
銀行口座や払込票を参考に。

 

生命保険等掛金

 

この欄には世帯で支払っている生命保険等(死亡保険、医療保険、学資保険など)の金額を記入します。
厚生年金や健康保険などの社会保険では無いので注意。

 

預貯金

世帯での一か月の貯金額を記入。
生計の概要(その2)に書かれた金額と整合性が出るようにします。
一応ですが、現在の預金総額ではありません。

 

その他

上記の項目に入らない出費を計上します。
水道光熱費、通信費、遊興費などが該当します。
あとは月収と支出の合計欄を一致させる調整弁の役割もあります。

 

空欄

その他の下にある空欄は、海外に住む親への送金や特別な支出(その月だけ)がある場合に記入します。
無ければ何も書かずに開けておきます。

 

主な負債の欄

 

生計の概要(その1)のラストです。
ここには世帯全体で有している負債を記入します。

 

借り入れの目的

負債を作った目的を記入します。
例:住宅ローン、自動車の購入、教育ローンなど

 

借入先

債権者の名前を記載します。
銀行・信用金庫など金融機関名。
銀行の後ろには、支店名も記載します。
例:三井住友銀行天王寺駅前支店

 

残額

書類作成日時点での残債を記入。
契約書や銀行などから定期的に送られてくるハガキを参考に。

 

完済予定日

負債が支払い終わる年月日を記入します。
契約書に書かれた年月日を参考にします。

 

女性行政書士おじぎ
 

ここまでが生計の概要(その1)の書き方と記載です。
お読みいただき、ありがとうございました

 

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