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この記事は帰化申請の事前相談について。
アイキャッチのマンガでこの記事の概要をまとめました。
ここからは下は、漫画に書いている項目を掘り下げてまいります。
日本国籍の取得手続きは、法務局で事前相談から始まります。
法務局の国籍課の担当者と面談して要件を満たしていそうなら、帰化申請書や手引き、必要書類一覧が渡されます。
事前相談は、帰化で必要な書類をピックアップするために行います。
要件を満たしていそうなら、人に合わせた一覧表が渡されます。
帰化申請で必要な書類は、職業や家族構成、在留資格によって大きく異なります。
上記の記事でも一覧はご紹介しておりますが…
申請者の属性によっては必要のない書類や逆に別途で必要な書類もあります。
弊所には帰化の必要書類を教えてくださいと相談がありますが…
電話やメールだけでは、「分かりません」としか言えません。
人によって異なるので、その人が本当に必要な書類が分からない為です。
法務局の事前相談ですが…
基本的には申請者本人が受ける必要があります。
本人に来させる理由ですが、自分の事を一番知っているのは自分です。
帰化の意思が本当にあるのか?
動機は不純ではないか?
日本語能力は大丈夫かをチェックしています。
名前こそ事前相談と銘打たれていますが、実際のところは帰化審査です。
ここで話した内容は、記録に残されて後日の審査で活用されます。
大阪法務局の場合は、帰化書類一覧表のメモ欄に色々書かれます。
次回以降はそれを見て、点検や本申請を行います。
ここで変なことを言うと、後々に後悔する事に…
最初から行政書士が入っている場合、事前相談で話すことに関するアドバイスがあります。
事前相談は本人が原則ですが、法務局によっては行政書士が代わりに行ける場所もあります。
例えば大阪市を管轄する大阪法務局(本局)や東大阪を管轄する東大阪市局は行政書士が代理で相談を受けることができます。
(大阪市と東大阪市在住の方に限られます。)
ここからは事前相談の流れをご紹介します。
流れは上記の様になります。
最初に貴方の帰化申請を担当する法務局の国籍課に電話します。
アプリやネット予約など便利なツールはありません。
登記や遺言書保管と違い、国籍業務を行っている法務局は少ないです。
(出張所レベルでは対応していないところが多い)
ネットで調べてから電話されると良いでしょう。
それでも正確な場所が分からない場合は、都道府県に1個ある本局の国籍課で確認ください。
法務局の担当者が教えてくれます。
大阪の場合は、大阪法務局が該当します。
大阪法務局の場合、1回の相談で90分の枠が設定されています。
(色々話すなら、90分でも短く感じます)
弊所でも帰化の初回相談は、平均で120分くらいかかります。
(何だかんだとお聞きすることが多いため。)
予約日はかなり先になることも
法務局で取れる予約日ですが、かなり先になることが多いです。
大阪の場合は、早くて2週間後とかになります。
忙しい局になると事前相談で2カ月半後なども普通にあります。
最長は5か月待ちという方も居られました。
運が良ければ、キャンセルで空きが発生することも。
たまたま空きが出来て電話した翌日に予約が取れたこともあります。
(準備が出来ていないと早すぎるのも…)
予約を入れた日時に法務局へ行きます。
場所は国籍課になります。
駐車場がない局もあります。
(あっても止めれる台数が少なくて使えないケースも)
ほぼ電車やバスなどの公共交通機関で行くことに。
あとは遅刻しないように時間に余裕を持って行きましょう。
約束時間が来たら、個室に通されて国籍課の担当官と面談します。
ここで質問される内容は、多岐にわたります。
担当官はこれらの内容をヒアリングして、要件を満たしているかチェックします。
担当官とのインタビューはかなり独特です。
基本的に担当官が質問をしていきます。
それに対して必要な事を答える方式になります。
不必要なことは言わなくても良いです。
(担当官から要らないと言われます)
話好きな人の場合、ちょっと戸惑うかもしれないです。
(弊所の行政書士も始めて相談に行ったときは、非常に困惑しました)
大阪法務局の場合は、私が代わりに行くことになります。
肌感覚ですがインタビューに過不足なく答えるのは簡単では無いです。
語彙は小学校2年生レベルでも良いのかもですが…
担当官との話を理解できるレベルに持っていく必要があります。
行政書士と普通に話せる場合は大丈夫ですが、そうではない方は要注意です。
事前相談の場や面接では、通訳や家族と一緒に入ることは難しいです。
担当官から日本語能力を疑われます。
事前相談の結果、要件を満たしてそうな感じがしたら…
(簡易チェックなので、ふんわりとしている)
ヒアリングの情報を参考に帰化申請書類一覧表と帰化申請書、帰化の手引きが貰えます。
弊所サイトでも申請書一式のPDFがダウンロードできます。
申請者は一覧表を参考に書類を集めます。
書類が完成したら、法務局に予約を入れて本申請に入ります。
事前相談の結果、すぐに帰化が難しそうな場合…
例えば転職や独立したばかりなど。
この時は申請書は貰えないです。
その代わりに担当官からのアドバイスがあります。
帰化申請で一番詳しいのは、ベテランの担当官です。
彼らのアドバイスは非常に役に立ちます。
帰化の事前相談に持っていい物をご紹介します。
予約電話の時にも伝えられると思いますが、何かの参考になれば幸いです。
(聞けば有るもの全部持ってきてと言われることも多い)
いわゆる本人確認書類と呼ばれるものです。
あとは参考になりそうな物もあれば持参しましょう。
あとは事前相談で聞かれそうな内容をメモにまとめておくのも良いかと思います。
メモを用意しておかないと、緊張で話す内容が分からなくなり困ることになります。
特に指定はありません。
外出用の普段着でもフォーマルな服装でも良いです。
私が国籍課へ行くときは、普段着の人をよく見かけます。
服装に迷うなら男性ならジャケットやスーツが無難かもです。
女性なら外出着やオフィスカジュアル系が良いのかと思います。
(女性の服装が良く分からないので参考になるか微妙)
最低限のTPOさえ整っていれば良いでしょう。
ここまでご覧になって思うことは、面倒くさいではないでしょうか。
出来るなら事前相談なしでイキナリ申請出来ればと…
ご自身で帰化申請の手続きされる方の事前相談は必須です。
(行政書士に依頼する場合は、エリアによっては事情が異なる)
例えば大阪市を管轄する大阪法務局、東大阪市を管轄する東大阪市支局。
この二つの法務局は、申請者の代わりに行政書士が事前相談に行くことが可能です。
(大阪の行政書士は、事前相談の代行をウリにする所が多い)
事前相談が絶対に必要な方も居られます。
代表的なのは韓国籍の方です。
韓国の大使館や領事館で、帰化書類一覧表が無いと入手できない書類があります。
「親養子入養証明書(詳細)」という書類は、デリケートな個人情報が記載されます。
この書類が必要である根拠を示さないと領事館で発行されません。
また国によっては国籍証明書(国籍離脱が可能であることを証明)の取得で、一覧表が必要になるケースもあります。
この様な場合は、法務局での事前相談は受けることが必要です。
帰化申請の事前相談について、ご説明して参りました。
名前こそ事前相談となっていますが、実態は帰化審査です。
事前相談に挑む際は、情報の整理をキチンと行うことが大事です。
以上が法務局での帰化の事前相談でした。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
行政書士やまだ事務所 所長
行政書士 山田 和宏
日本行政書士会連合会 13262553号
大阪府行政書士会 6665号
申請取次行政書士(大阪出入国在留管理局長承認)
大阪府行政書士会 国際研究会会員
大阪府行政書士会 法人研究会会員
【適格請求書発行事業者】
インボイス登録済
番号:T1810496599865
【専門分野】
外国籍の方の帰化申請(日本国籍取得)や在留資格の取得・維持管理。
年間相談件数は、500件を超える。
【運営サイト】